多くの方の想いと、ご支援を受けてのパートナーキャンプが、7月28日〜8月1日の4泊5日の期間、自然の恵みにあふれる余島を舞台として行われました。
今回のキャンプはYMCAのボランティアリーダーに加え、啓明学院の高校生、三田西陵高校の高校生、ユニセフボランティア、福島大学の学生、と、多様なボランティアが子どもたちと関わりました。
あっという間の5日間でしたが、毎日余島の海を泳ぎ、釣りや様々なアクティビティに挑戦しながら、自然の中で心も身体も解き放たれたキャンプ。そしてリーダーや仲間と出逢い、心揺さぶられる体験をしたキャンプ。帰路の新神戸駅ではリーダーとの別れを惜しみ、新幹線の車内は涙をすする子どもたちであふれ、ホーム側に全員が身を寄せていました。福島では、未だに一日の屋外活動制限が三時間という現実。そんな中で子どもたちは過ごしています。
「過去を変えることはできないし、時間を巻き戻すこともできない。このキャンプも最終日を迎え、初日に巻き戻すことはできない。だけど未来は私たち一人一人の手の中にあり、未来を変えることはできる。だから一瞬一瞬を大切に、自分にできることを全力でチャレンジすること。子どもも大人も一人一人がチャレンジしていこう。」このメッセージを子どもたちと分かち合ってキャンプを終えました。
キャンプに関わったボランティアにとどまらず、実施計画の段階から募金にご協力くださった方々など、様々な形で本当に多くの方々のお支えがあり、成し遂げられたキャンプでした。
I’m a Partner Campは、2015年度春休みまで、毎年夏と春に継続して実施していく予定です。これからも福島の子どもたちに、生きていることの歓びと、未来への希望を伝え、分かち合うことのできるキャンプを、みなさんとともに創っていきたいと願います。より多くのPartnerとの出会いに希望をこめて。
Camp Director 松田 康之